【日本ハム】中島卓也内野手が残留…海外FA権行使せず「本当に死ぬ気で頑張りたい」
スポーツ報知
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2023.11.6(月) 03:00
500万減2500万円で更改 日本ハム・中島卓也内野手(32)が5日、本拠地・エスコンで会見に臨み、海外FA権を行使せずに来季も残留することを表明した。契約更改交渉では500万円減の年俸2500万円プラス出来高(金額は推定)の単年契約でサイン。17試合の出場にとどまった今季の巻き返しを誓った。
プロ16年目にかける思いが、中島の言葉と表情に満ちあふれた。5月に左内腹斜筋を肉離れするなど、17試合出場にとどまった今季。「下手したら今年で終わるのかな」と頭をよぎりもした。500万円減ながら来季契約を結び「最後の年というか勝負の年だと思うので。1年間戦い続ける体をつくって、本当に死ぬ気で頑張りたい」と声を大にした。
巻き返しへの手応えは得ている。来年1月で33歳になるが「衰えた感じはしない」の言葉通り、エスコンでの秋季キャンプも精力的に取り組んでいる。
2軍生活が長かった今年、「打球が来て行きたいけど行けないとか、思っていたようにボールに入っていけないことが練習からあった」と、思い通りにならないジレンマも感じた。しかし臨時コーチとして5日まで帯同していた元中日の名内野手・荒木雅博氏(46)から「いいんじゃない」と声をかけられるなど、頭と体が結合しつつある。
「足が動かなくなったら終わりだが、このエスコンでのキャンプで良くなってきている」。この日は10本捕球して終了するノックに志願して参加と、好感触を1万3500人のファンの前で示した。「1セットだけと思ったんだけど、雰囲気で2セットやっちゃった。まだまだ行けるってアピールですね」。穏やかな表情が、現況を物語っていた。
9月22日の楽天戦で200盗塁を記録。同じ福岡出身で自主トレをともにしてきたOBの田中賢介氏(42)の数字まで、あと3とした。「来年はずっと1軍にいて、賢介さんの203は超えたい」。確たる目標を掲げる24年、中島が完全復活を飾りにいく。(砂田 秀人)
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