◆ＳＭＢＣ日本シリーズ２０２３第１戦　オリックス―阪神（２８日・京セラドーム大阪）

　オリックスの山本由伸投手が、我慢比べの投手戦で先制を許した。両軍無得点の５回に５安打を集中され、４点を奪われた。

　５回は先頭・佐藤輝に中前打を浴び、続くノイジーの打席で初球に二盗を決められた。そのノイジーの右飛で１死三塁とされ、渡辺諒の打球は詰まりながらも中前に落ちた。先取点を献上すると、その後も踏ん張れず。木浪にも右前打を浴び、２死一、二塁から続く近本に痛打された。打球は右中間を破る２点三塁打となった。さらに中野の左前適時打で４点目を奪われた。

　同学年の阪神・村上との投げ合い。２回にはノイジーに投じた５球目の直球が自己最速タイ１５９キロを計測するなど、立ち上がりからエンジン全開。４回までは走者を許しながら、無失点と好投していた。

　１８日のＣＳ最終ステージ・ロッテ戦の第１戦（京セラＤ）では打線の援護もあって勝利投手になったが、初回に３失点するなど、７回５失点だった。３年連続投手４冠の絶対的エース。２０年７月２６日からの３戦で４失点、５失点、５失点して以来の２戦連続４失点となった。

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