【オリックス】若月健矢、近本光司と中野拓夢の1、2番コンビ警戒「2人の出塁を何とか防げれば、大量得点も防げる」

スポーツ報知

  • ニュース

2023.10.28(土) 05:15

笑顔を見せる若月健矢(カメラ・豊田 秀一)

◆SMBC日本シリーズ2023第1戦 オリックス―阪神(28日・京セラドーム大阪)

 日本シリーズでは捕手のリードが注目される。今年の両軍捕手は、開幕時は正捕手でなかったが、投手陣を引っ張ってチームをリーグ優勝、CS突破に導いた。オリックス・若月健矢捕手(28)、阪神・坂本誠志郎捕手(30)の対決にも注目だ。

 * * *

 オリックスには今季、西武から森がFAで加入し、開幕から捕手は併用。だが、森が故障したこともあって、若月の起用が増えた。今シーズン、若月が先発マスクをかぶった試合は54勝27敗2分けで勝率6割6分7厘。CS最終ステージ4試合中3試合は若月がマスクをかぶり、森は1試合(ほか右翼手で出場)だった。同い年の森に守備を助言し、逆に教えを乞うてレベルアップした打撃では自己最多の6本塁打をマーク、勝利打点は7度もあった。

 若月は日本シリーズを前にスコアラー陣から資料を受け取り、阪神の各打者の特徴や傾向を頭にたたき込んだ。「個人個人の役割がしっかりしている印象があります」。その中で警戒したのは、近本と中野の「1、2番の出塁」だ。ただ、警戒して四球を与えても走者として厄介。「(投手と)しっかりと攻めていこうという話をしていく。2人の出塁を何とか防げれば、大量得点も防げると思う」

 阪神・坂本との捕手対決には「僕はどちらかと言うと、相手打線をメインに(対策を)やっている。あまりそこ(坂本)と戦いすぎても仕方ない」。日本シリーズ初出場の坂本に対し、若月には過去2年で8試合、昨年の優勝の経験もある。「もう結果。やることをやって、打者と勝負という感じです」と気持ちを高めている。

関連ニュース

【オリックス】中嶋聡監督、謙虚に“下から目線”で虎退治へ 投手陣は阪神に「負けてます…」
【オリックス】山本由伸、3年連続の日本シリーズ開幕投手「思い切って投げたい」関西ダービーへ決意
【オリックス】ドラ1・上田西の横山聖哉に指名あいさつ「昨日より実感わいてきた」高校通算30発、遠投120メートルの大型スラッガー
【オリックス】高山郁夫、入来祐作両投手コーチの退任を発表…計8年在籍の高山コーチ「選手の成長が喜びでした」
【オリックス】紅林弘太郎、初戦から「出る」 左手首「全然大丈夫」…28日から日本シリーズ

記事提供:

スポーツ報知
  • パ・リーグ.com トップ
  • ニュース
  • 【オリックス】若月健矢、近本光司と中野拓夢の1、2番コンビ警戒「2人の出塁を何とか防げれば、大量得点も防げる」