【ドラフト】大阪桐蔭・前田悠伍はソフトバンクが交渉権「和田選手に話を聞いてみたい」 ドラ1入団ならPL学園超え

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2023.10.26(木) 18:20

学校関係者から花束を贈られる大阪桐蔭・前田悠伍(左)(カメラ・谷口 健二)

◆2023年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(26日)

 大阪桐蔭・前田悠伍投手は、3球団競合の末にソフトバンクが交渉権を獲得した。

 同校本館のリバティホールに設けられた会見場で、西谷浩一監督らと指名を待った最速148キロ左腕は、名前を呼ばれてもクールな表情は崩さず。その後の会見で左腕は「ホッとしている気持ちとうれしい気持ちがあります。ベテランの方も若手の方も活躍しているバランスの取れたすばらしいチームなので、早く一軍に上がって戦いたい」と福岡での活躍を誓った。

 1年秋から主戦として投げ、明治神宮大会初Vに貢献。優勝した2年センバツでは、先発2戦で計13回3安打1失点23K、防御率0.00と、甲子園で衝撃デビューした。同夏の甲子園で8強、明治神宮大会史上初の連覇、3年センバツ4強。エース兼主将でチームを率いてきたが、春以降はコンディション不良でベンチを外れた。迎えた最後の夏は、大阪大会決勝で履正社に惜敗し、聖地に戻ることはかなわなかった。

 しかし、初優勝したU18W杯では、日本代表のエースとして米国、韓国、台湾の3試合で先発し、16回2/3を1失点。国際舞台で“世代最強投手”を証明した左腕は、今後について「自分は、いい選手といえば、長い間、活躍ができる選手だと思っているので、和田選手に色々なことを聞いてみたいです。(目標は)長い間、活躍できる選手になること、もう一度日の丸を背負って戦いたい」と意気込んだ。

 同校からの高卒ドラフト1位指名は12人目。入団すれば、最多タイで並んでいたPL学園超えとなる。

 ◆前田 悠伍(まえだ・ゆうご)2005年8月4日、滋賀県長浜市生まれ。18歳。高月スポーツ少年団に所属した古保利小6年時に、オリックスジュニア選出。湖北ボーイズでプレーした高月中1年時に、U12日本代表でカル・リプケン世界大会優勝。大阪桐蔭では1年秋からエース格で、甲子園には春夏3度出場し、2年時の22年センバツで全国制覇。180センチ、80キロ。左投左打。

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