【オリックス】「T―岡田」生みの親・岡田彰布監督に恩返しだ「チームの力になれるようにいい姿を見せたい」

スポーツ報知

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2023.10.23(月) 05:30

2011年、当時のオリックス・岡田監督から直接打撃指導を受けるT-岡田

 休養日だったオリックスはT―岡田外野手(35)が登録名の生みの親である岡田監督に恩返しの活躍を約束。1964年の阪神―南海以来、59年ぶり2度目の“関西ダービー”は28日に京セラDで開幕する。

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 T―岡田はプロ人生の転機となった恩師との対決を心待ちにした。3年連続の出場となる日本シリーズで、岡田監督との再会がかなう。「(思い出は)色々ありました。2年半、3年近くでしたけど、自分の中ですごくいい経験をさせてもらいました」。若き日の記憶がよみがえり、感謝の思いを口にした。

 岡田監督が就任した09年オフ「同じチームに岡田ばっかりいたらややこしい」と登録名の変更を提案され、「T―岡田」が誕生した。翌10年には33本塁打で本塁打王を獲得。「最初の出だし、2割もなかったけど、使い続けてもらった」。不振にあえいだ11年の春先には新聞報道で「もう4番で使わん」と目にしたが、4試合で6番を打つと、また4番に戻してくれた。

 今春のオープン戦で岡田監督にあいさつすると、「あがけよ」と声をかけられた。今季は20試合の出場で打率1割7分9厘、0本塁打、4打点に終わったが、前日(21日)のロッテ戦(京セラD)では代打で安打をマーク。左足首を痛めた杉本の状態次第では左翼での出場もありそうだ。「自分のいいものを出せるように準備したい。今はこういう(厳しい)立場でもあるので、チームの力になれるようにいい姿を見せたい」。オカダの教えを胸に頂上決戦に臨む。

 ◆T―岡田の誕生 岡田彰布氏がオリックスの監督就任直後の09年オフ、岡田貴弘について「サッカーの岡田(武史氏)もおるしな。『パンチ佐藤』みたいに『ナントカ岡田』がええ。『パンチ佐藤』みたいに。『アフロ岡田』とかどうや? (登録名を)募集したらええんちゃうか」と提案。球団がHPや携帯サイトで告知した。約7000通の応募から本人が厳選し、最強の恐竜「ティラノサウルス」から「T―岡田」に決まった。

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