頼もしいぞ"スーパー安田" CS打率.412&6打点「いい所で打ててよかった」

ベースボールキング

  • ニュース

2023.10.19(木) 22:14

ロッテ・安田尚憲 (C)Kyodo News

CSファイナルステージ第2戦
● オリックス 5 - 6 ロッテ ○
<10月19日・京セラD大阪>

「2023 パーソル クライマックス・シリーズ パ」のファイナルステージ第2戦はロッテが勝利。アドバンテージ含む対戦成績を1勝2敗とした。

 ロッテ打線は1-3と2点を追う6回表、二死から3番・石川慎、4番・ポランコが連続四球で出塁。続く岡が左前に落ちる適時打を放つと、二走・石川慎が2点目のホームを踏んだ。この打球で打者走者の岡も一気に二塁へ(記録は二塁打)。二死二、三塁と好機は続き、6番・安田が逆転の2点適時打を右前へ運んだ。

 先発のメルセデスは初回、一死から5連打を浴びるなどいきなり3失点。それでも2回以降はゼロを刻み、5回7安打3失点の粘投で勝利投手の権利を手にした。

 しかし1点リードの7回裏、古巣相手の登板となった3番手の澤田が痛恨被弾。二死から3番・森に死球を与え、続くセデーニョに逆転2ランを左翼席へ運ばれた。

 それでも4-5と1点を追う9回表、先頭の代打・角中が四球で出塁すると、続く安田の打席で代走の和田が盗塁成功。無死二塁の好機となり、安田が一塁線を破る適時二塁打を放ち試合を振り出しに戻した。さらに7番・茶谷の犠打で一死三塁とし、代打・山口の中犠飛で代走・小川が逆転の生還。1点リードの9回裏は守護神の益田が無失点で締め、一進一退のシーソーゲームを制した。

 2安打3打点をマークし、試合後ヒーローインタビューに応じた安田は、「最後まで粘って粘って取れた試合」とチーム一丸での勝利を強調。9回の同点打については「いい所で打ててよかった。フェアかファウルか分からないところで、ラッキーな当たりでしたがうれしかったです」と振り返った。

 ソフトバンクとのCSファーストステージ第3戦では、延長10回裏にファイナル進出を決める劇的なサヨナラ打。吉井監督から「スーパー安田でしたね」と称えられた。

 ファイナルステージでも勝負強い打撃を披露しており、これでファーストステージ含むCS5試合で打率.412(17打数7安打)&6打点をマーク。短期決戦での好調ぶりと問われると、「毎打席必死にやっている結果。明日からも続くので、貢献できるように頑張っていきたい」と気を引き締めた。

記事提供:

ベースボールキング