ロッテはリリーフ陣が誤算…齊藤明雄氏も喝「逃げていて攻めきれていない」

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2023.10.19(木) 07:54

中村稔弥からボールを受け取る吉井監督 (C) Kyodo News

◆ 「もっと攻めるピッチングに変えないと」

 ロッテは18日、「2023 パーソル クライマックス・シリーズ パ」のファイナルステージ第1戦、オリックスとの試合(京セラD大阪)に5-8で敗戦。打線が山本由伸から5得点を奪うも、投手陣が2度のリードを守れず逆転負けを喫した。

 初回に3点のリードをもらった先発の美馬学は、3回まで1安打無失点と上々の立ち上がりを見せる。しかし4回、二死一塁で6番・ゴンザレスに四球を与えると、続く7番・紅林弘太郎に右中間への2点適時二塁打を浴びて1点差。さらに8番・宗佑磨に三塁線突破の左前適時打を許し、二死から同点に追いつかれたところで降板となった。

 打線の奮起もあって1点をリードで迎えた6回には、3番手・中村稔弥が5番・杉本裕太郎に同点打を許し、一死も奪えず降板。吉井監督は6番・ゴンザレスの打席途中で4番手の東妻勇輔をマウンドに送り込んだが、東妻も逆転打含む2本の適時打を許すなど失点を重ね、このイニングだけで一挙4失点。終わってみればオリックス打線に9安打8得点を許し、投手陣が2度のリードを守れず逆転負けを喫した。


 8失点と打ち込まれたロッテ投手陣について、18日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の齊藤明雄氏は「先発投手陣の枚数が少ないのもあり、中継ぎ陣が大事なんですけど…」と話を切り出すと、「6回の1点リードした直後の中村稔弥の投球なんですけど、ピッチングが逃げてるような感じがして、攻めきれてないんですよね。ボールがおとなしいなという感じがして、ストライクを取りにいってましたよね。“打たれても良い”という気持ちでもっと攻めるピッチングに変えないとダメだと思いますね」と中村稔弥の投球に言及をした。

 投手陣の故障者が相次いでおり、なかなか枚数が足りず苦しいチーム状況のロッテ。19日の第2戦に敗れると、オリックスに日本シリーズ進出王手をかけられてしまうだけに、なんとかチーム一丸となって1勝をつかみ取りたいところだ。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』


【動画】計8失点と投手陣が大乱調…/10月18日:オリックス-ロッテのハイライト




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