楽天・松井裕樹、2年連続のセーブ王が確定 谷沢氏は“精神面の成長”に熱視線

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2023.10.6(金) 07:04

楽天・松井裕樹 (C)Kyodo News

◆ 君臨する東北の護人に解説陣も熱視線

 楽天は5日、本拠地での日本ハム戦に5-3で勝利。試合がなかった3位のロッテとのゲーム差を「0.5」まで縮めた。

 この日は先発の早川隆久が崩れて3点を追う展開になったものの、4回に浅村栄斗の26号本塁打で反撃の狼煙を上げると、続く5回に浅村、さらに岡島豪郎の連続適時打で一挙4点をもぎ取り逆転に成功する。

 その後は5人のリリーフが無失点で繋ぐと、最終回を守護神の松井裕樹が三者凡退に締めてゲームセット。松井はこれで今季39セーブ目となり、タイトルを争っていたロッテ・益田直也が残り全ての試合でセーブを挙げても松井のセーブ数を上回ることができなくなったため、シーズン終了を待たずにタイトルを確定した。


 試合後は「あと2試合、満員と聞いています。最近は満員の日は負けた事ないですね!本当に大きな声援でパワーを下さい!あと2日、あと2試合宜しくお願いします!」とファンに熱いメッセージを送った松井。同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した谷沢健一氏はこの姿を見つめながら、「成長がみられますね」としみじみと語った。

 同じく番組に出演した齊藤明雄氏も「一時期は疲れもあって打ち込まれるシーンもあったんですけど、それをあまり気にしないように、みんなで勝利するために投げるんだという気持ちでマウンドに上がっている感じがします」と語り、フォアザチームの姿勢を見せる松井を称賛。

 また、番組MCを務めた野村弘樹氏は「今年200セーブを達成して、250セーブまであと14。これは立派ですよ」と個人記録にも目を向けて称えると、齊藤氏も続けて「本人は相当疲れてると思いますけど、もう気持ちで投げてると思います」とし、その強靭な精神力を改めて高く評価した。


 逆転でのクライマックス・シリーズ進出を目指す楽天は残る2試合も本拠地のゲームとなっており、しかも相手はライバルであるソフトバンク、ロッテとの直接対決となる。

 泣いても笑っても残り2試合。チームを逆転Aクラスに浮上させるべく、楽天の守護神は最後まで懸命に腕を振り続ける。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



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