プロ初勝利が遠いオリックスのドラ1・曽谷龍平 解説陣が指摘した“課題”とは?

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2023.9.26(火) 07:54

曽谷龍平 [写真=北野正樹]

◆ 「相手打線の2巡目3巡目との対戦に課題が…」

 オリックスのドラフト1位ルーキー・曽谷龍平が25日の西武戦(京セラD大阪)で先発。5回3失点でプロ初勝利はまたもお預けとなった。

 3回まではランナーを背負いながら粘りの投球を見せた曽谷だったが、2点リードの4回に先頭の4番・栗山巧から3者連続で四球を与え無死満塁のピンチを招くと、7番・山野辺翔の適時内野安打で1点を返される。さらに続く柘植世那は併殺に斬るもその間に同点の走者が還り、二死三塁から9番・西川愛也に適時打を浴びて一気に逆転を許してしまった。

 試合はオリックスが逆転勝ちを収めるも、1点ビハインドの5回で降板となった曽谷に勝ち星はつかず。6度目の先発となったこの試合でもプロ初勝利とはならなかった。


 曽谷の投球について、25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の斎藤雅樹氏は「やっぱり相手打線の2巡目、3巡目との対戦に課題があるのかなと思います。この試合はピンチの作り方が四球でしたよね。変化球はとても良いのでなかなか打たれないとは思うんですけど、自分で塁を埋めてしまっているので、そこについても大きな課題かなと思いますね」と課題について指摘する。

 一方で、同じく番組に出演した高木豊氏は「援護点をたくさん貰えないので苦労している印象がありますけど、将来的にはすごく楽しみな選手ですよ。オリックスには凄い投手がたくさんいますし、そういった先輩から色々なことを学んで大きくなって欲しいと思いますね」と苦しむドラ1ルーキーにエールを送った。

 この日も102球と力を尽くすも白星が遠く、降板後のベンチでも涙を拭う姿も見えたドラ1左腕。残り試合が少なくなってきているなか、なんとしてもプロ初勝利を掴み取りたいところだ。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



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