【日本ハム】宮西尚生、シーズン終盤にミニキャンプを敢行「最後まで走りきりたい」…連載「中継ぎの流儀・勇往邁進」
スポーツ報知
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2023.9.9(土) 12:00
日本ハムの宮西尚生投手(38)が8日、自ら記す連載「勇往邁進(ゆうおうまいしん)」でシーズン最終盤への決意をつづった。鎌ケ谷で再調整となった7月下旬からはミニキャンプを敢行。「最後まで走りきる体力はついた」と力強い言葉を記しつつ、プロ入り後の土台となっている2人のコーチからの教えも明かした。
鎌ケ谷での約1か月は「ミニキャンプ」を行いました。今年は春季キャンプから飛ばして臨んだシーズン。7月は調子が悪かった訳じゃないですが「ガス欠」の感覚があった。ガソリンを補給するために、走り込みとトレーニングを重視してきました。シーズン最後まで走りきる体力は十分、つけることができたと思います。
これまでも目の前の1試合に全てを懸けて投げてきましたが、ファームに来て改めて「『次がある』じゃダメ」と思いました。1軍から声がかかるかどうかは自分でコントロールできませんから。待つしかありません。自分の状態が良くても、上がれるかどうかはチーム事情が絡んだタイミングに左右される。1試合1試合の大切さをより一層、感じます。
だからこそ、という訳ではないですが「負けたら終わり」の高校野球は見てしまいますね。切羽詰まった緊張感の中でありえないような凡ミスもあれば、スーパープレーも出る。まさに「一球入魂」って感じが伝わってきて好きです。
いつかアマチュア世代の指導者をやってみたら面白そうだな、という思いもありますが「人に教える」ことは本当に難しい。よく吉井さん(元日本ハム投手コーチ、現ロッテ監督)が言っていたのは「右利きは理論的に考えて、左利きは感覚的に物事を捉える選手が多い」。本当にその通りだと思います。僕は典型的な左利き。教える年代にもよるとは思いますが、感覚を言葉にして伝えるのは大変です。
右投手だった吉井さんからはトレーニングと野球脳、左投手だった厚沢さん(元日本ハム投手コーチ、現オリックス投手コーチ)から投球フォームを学ばせてもらいました。16年目となった今の自分に、間違いなく生きています。今シーズンも残り少ないですが、今まで指導してくださった方々への感謝も忘れず、最後まで走りきりたいです。(宮西 尚生)
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