ソフトB快勝 20歳の井上朋也がプロ初安打含むマルチ「初ヒットが出て楽に」

ベースボールキング

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2023.9.6(水) 21:01

○ ソフトバンク 3 - 0 ロッテ ●
<21回戦・PayPayドーム>

 3位のソフトバンクが2位のロッテに完封勝利。再び貯金1となり、ロッテとのゲーム差を「3」に縮めた。

 ソフトバンク打線は初回、2番・三森、3番・柳田の連打で一死一、三塁の好機を作ると、4番・近藤の一ゴロが野選を誘い先制。続く柳町の左前打で一死満塁とし、6番・今宮の中犠飛で2点目を奪った。

 5回は「8番・一塁」でプロ初出場となった3年目の井上が、イニング先頭で中前打を放ちプロ初安打をマーク。続く甲斐の犠打で一死二塁とし、1番・周東の中前適時打で二走・井上がプロ初得点となる3点目のホームを踏んだ。

 井上は6回の第3打席でも痛烈な安打を左中間へ。ここはロッテ中堅・藤原の好返球に阻まれ二塁タッチアウトとなったが、デビュー戦でいきなり3打数2安打1得点と輝きを放ち、湿りがちだった打線の起爆剤となった。

 投げては先発の有原が8回105球、4安打無失点、5奪三振1死球の快投で7勝目(4敗)。9回はオスナがパーフェクト救援で締め21セーブ目(3勝1敗)をマークした。

 試合後、有原とともにお立ち台に上がった井上は、「少し緊張してたんですけど、2打席目に初ヒットが出て、あとは気楽にいけました」と笑顔。プロ初安打については「2球で追い込まれてしまったんですけど、自分の中で『落ち着いていこう』と思い打てました。今でも手に感触は残っています」と初々しく振り返った。

 首脳陣の期待に応え、いきなりチームの勝利に絡む活躍。「やっとスタートを切ることができたので、これからもっと、いろんな人に知ってもらえるように頑張ります」とさらなる活躍を誓った。

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