◆パ・リーグ　楽天２―１西武（２９日・楽天モバイル）

　力投も報われなかった。８回を２安打２失点と試合をつくったが、打線の援護は１点。それでも西武・松本航は「テンポよく初回から投げられて、尻上がりに状態も上がってきた感じでした」と胸を張った。

　「非常にいい真っすぐでした」と松井監督がうなずいたように、スピンのかかった速球を軸に楽天打線を押し込んでいった。４回まで無安打も惜しまれるのは５回。１死から島内に左中間へ二塁打を打たれると２死後、フランコにカウント１―１から１４５キロの高めの速球を左翼席に運ばれた。「甘いところではなかったんですけど、高め要求だったので。もう少し強いボールがいけば良かったかなというところ。その前の岡島さんのところで、もうちょっと違う攻め方ができていれば」と振り返った。

　安打は５回に許した２本だけ。終盤は豊田投手コーチに志願してマウンドへ向かった。「球数的にもいけるかなというところはありました」。今季自身最長タイの８回を投げきり、救援陣の負担を減らしたことは明日につながるはずだ。

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