「終盤に点を取るチャンスはあった」日本ハム・五十幡の9回バント失敗について大矢氏が“雑さ”を指摘

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2023.8.21(月) 07:04

日本ハム・五十幡亮汰 (C) 産経新聞社

◆ 「僕らからすると少し…」

 日本ハムは20日、敵地でのオリックス戦に0-1で敗戦。先発の上原健太が9回無失点の力投を見せるも両者無得点のまま延長に突入し、最後は11回に登板したブライアン・ロドリゲスが中川圭太にサヨナラ打を浴びて決着となった。

 0-0で迎えた9回の攻撃だった。この回から相手投手が守護神の平野佳寿に代わると、先頭の奈良間大己が遊撃手の悪送球で出塁に成功する。

 ここまで散発3安打に封じ込まれていた日本ハムにとっては是が非でも得点に結び付けたかったが、ここで次打者の五十幡亮汰が2ストライクから変化球にバットが当たらずスリーバント失敗に倒れると、続くアリエル・マルティネスは三併殺で攻撃終了。無死からの走者を活かせず無得点に倒れてしまった。

 結局その後延長の末に敗れた日本ハムだったが、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した大矢明彦氏は「思ったよりも好投して両チームが攻めあぐねた中でね、終盤にお互いに1点を取るチャンスはあった」と9回の攻撃に注視。

 続けて「五十幡がバントをしに来るんだけれども、これが僕らからすると少し雑にバントしに行ったなと。きちんと送りに行ってくれた方が良かったなと思うんですよね」と語り、「平野ですからフォークボールが当然あるのでね、そういうのを注意しながら進めていくのがやはり必要だった」と分析。

 勿体ない形での凡退となっただけに、バントの成功率をより高める為相手投手の持ち球や配球、また何が何でもバットに当てに行く執念が必要だったと振り返った。

 首位・オリックスの本拠地に乗り込んで迎えた3連戦は2敗1分でカード負け越しとなった日本ハムは、3試合合計で4失点と投手陣の奮闘が光っていただけに、打撃陣の復調に期待したい。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



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