「成長スピードが本当に早い」日本ハム・万波中正の躍動に解説陣も驚嘆
ベースボールキング
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2023.8.18(金) 07:44
日本ハム・万波中正 (C) Kyodo News
◆ 「最高のプレーでした」解説陣から絶賛の嵐日本ハムは17日、本拠地でのロッテ戦に5-0で勝利。「5番・右翼」でスタメン出場した万波中正が攻守にわたる活躍で、チームを今季最長タイの5連勝に導いた。
2点リードで迎えた3回裏の第2打席、ロッテ先発の美馬学が投じたインコースへの140キロ直球を完璧に捉え、弾丸ライナーで左翼スタンドへ運び19号ソロを放つ。
さらに6回の守備では、ロッテの4番・山口航輝の大飛球をフェンスにぶつかりながら好捕。終盤8回無死一・二塁の場面でも、グレゴリー・ポランコの右飛でタッチアップを試みた二走・藤岡裕大を見事な送球で刺すビックプレーも披露した。
大活躍を見せた万波について、17日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の館山昌平氏は「あのレーザービーム。ピッチャーからしたら、あの打球をアウトにしてくれるのは本当にありがたいと思いますね。森本稀哲コーチも相当喜んでいると思いますよ」と驚愕のスローイングを賞賛。
また、同番組に出演した解説者の笘篠賢治氏も、万波の守備について「ボールの後ろから落下地点に入って、少しでも助走をつけようとしている。グラブの捕球位置に関しても、高すぎてもバランスが崩れてしまうんですが、万波の捕球位置は完璧。送球も逸れていない最高のプレーでした」と同じように賛辞の言葉を並べた。
続けて、好調な打撃についても「成長度合いが早いですね。高校からプロの世界に入って成績を残していくことはとても難しいことだと思うんですけど、その成長スピードが本当に早い」と笘篠氏。
「昨季と比べると、打席でのアジャストの仕方が変わってきている。ホームランを打つ形が良くなっていますね」と解説し、ここ数年での急速なレベルアップに感嘆の声をあげた。
この日の19号ソロで、本塁打数もリーグ単独2位に浮上。首位を走る楽天・浅村栄斗と2本差に迫り、再びトップの座が射程圏内に入ってきた。
強肩強打で魅せる高卒5年目外野手の進化から、今後も目が離せない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』