【オリックス】山本由伸「仕方がなかったです」今季最短の5回で降板 「Bs夏の陣」で初黒星

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2023.8.17(木) 05:00

3回にピンチを迎えた山本由伸(右、カメラ・豊田 秀一)

 ◆パ・リーグ オリックス2―3ソフトバンク(16日・京セラドーム大阪)

 快投続きだったオリックス・山本由伸投手(25)が珍しい黒星を喫した。3失点で自責は0、110球を費やして5回で降板。今季最短、昨年5月21日の楽天戦(楽天生命)以来となった。今季5敗目で、同一投手(有原)との投げ合いで3敗するのも自身初。「ミスも絡んだりして、球数もいってしまった。仕方がなかったです」。試合後はエースらしく、責任を一身に背負った。

 1点リードの3回2死満塁で柳町に逆転の2点打。4回にも1点を追加された。ともに頓宮の失策絡みだったが「(投打で支え合うのは)当然のことだと思います」と強調。同じ岡山生まれの先輩打者をフォローすることも忘れなかった。

 17日に誕生日を迎え、24歳の最終登板を白星で飾ることはできなかった。19年の先発登板から無傷の4連勝中だった「Bs夏の陣」でも初黒星。台風7号の影響で、4年ぶりのスライド登板となったが「球は悪くなかった。変わらず1週間を過ごすだけなので、頑張ります」と、前だけを向いた。チームはソフトバンクに3連敗。中嶋監督は「それ(失点が失策絡みだった)しかないでしょう」と、かばった。

 同じく敗れた2位・ロッテと6ゲーム差は変わらず、この日の観客は今季最多の3万5996人。ファンを喜ばせるためにも、再出発する。(長田 亨)

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