◆パ・リーグ　ソフトバンク３―９楽天（８日・福岡ペイペイドーム）

　３位・ソフトバンクの自力優勝の可能性が再び消滅した。連勝が２で止まり、首位・オリックスとは今季最大９・５ゲーム差がついた。

　今後ＣＳ争いも予想される４位楽天を相手に先発・有原を立てたが、初回に岡島に先制の中前適時打を浴びるなど、６回までに３点のリードを許す。それでも、６回１死一、三塁から４番・近藤が一時同点となる起死回生の１６号３ラン。球場はこの日一番の大歓声に包まれたが、７回に２番手・田浦が１死満塁のピンチを招くと、阿部の併殺崩れの間に決勝点を奪われた。

　１点を追う８回には２死一、二塁のチャンスで５番・中村晃に代打・アストゥディーヨの勝負手を打った。マウンドには左腕・鈴木翔だったとはいえ、主軸を代える決断を下したが、助っ人は１５２キロ直球にバットを粉砕されて遊飛。同点には追いつけず、直後の９回には武田が２安打と３四死球で１死も取れずに降板するなど一挙５失点で勝負が決した。

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