
10月24日に開幕する「SMBC日本シリーズ2026」。「パーソル CS パ」を優勝した福岡ソフトバンクが、ファーストステージから6戦6勝で勝ち上がってきた横浜DeNAと2年ぶりに対戦する。
その両チームに衰え知らずのベテランがいる。ともに1988年生まれ、今季38歳のシーズンを迎えた福岡ソフトバンク・柳田悠岐選手と横浜DeNA・宮崎敏郎選手だ。
5年ぶりに打率3割の柳田悠岐 日本シリーズでも好成績続く
おととし、昨年とケガで苦しんだ柳田選手はプロ16年目の今季、出場数が3年ぶりに100を超え128試合に出場。3年ぶりの2桁となる19本塁打、パ・リーグ5位タイの70打点を叩き出した。
さらに打率も、2021年以来5年ぶりの3割越え&パ・リーグ3位となる打率.302の好成績。チームのパーソル パ・リーグ3連覇に貢献し、まだまだ健在だと印象づけた。
柳田選手は日本シリーズにこれまで8度出場(2011年はチームが日本シリーズ出場も、当時新人の柳田選手はメンバー外)。意外にもシリーズMVPの受賞経験はないものの、昨年を含めて優秀選手賞を5度受賞している。

2018年から出場した5大会連続でホームランを放ち、2020年と昨年は打率4割と出塁率5割と短期決戦でも頼もしさは変わらず。阪神と対戦した昨年は5試合で10安打を記録した。
柳田選手が出場した8度の日本シリーズのうち、日本一を逃したのはなんと2024年・横浜DeNAと戦ったシリーズのみ。すごみを増した2026年の鷹打線の一員として、2年前の雪辱を果たしたい。
宮崎敏郎は横浜一筋14年目 2年ぶりのCS突破に貢献
一方、横浜DeNAの宮崎選手は1988年12月12日生まれ。2012年ドラフト6位でセガサミーから入団し、今年でベイスターズ一筋14年目を迎えた三塁手だ。打率.323の2017年と打率.326の2023年にセ・リーグ首位打者を獲得。ベストナインも2017年、2018年、2023年の3度選出されている。
宮崎選手の特徴はバットコントロール。パーソル パ・リーグTV公式YouTubeチャンネルでは2年前の交流戦期間中、右に左にアーチをかける宮崎選手を取り上げている。柔らかなスイングで豪快にスタンドインさせる姿をご覧あれ。
昨季は10年ぶりに100試合を下回ったが、今季は111試合に出場し打率.254。本塁打数は11本で2年ぶりに2桁に乗せた。
今回の日本シリーズ進出にも大きく貢献している。CSファーストステージ第1戦は巨人の左腕・井上温大投手から3打数2安打。阪神とのファイナルステージは4戦すべてでスタメン出場。第1戦では村上頌樹投手から貴重な先制タイムリー、第4戦でも先制犠牲フライ、8回の追い上げのタイムリーなど3打数2安打2打点と快進撃を支えた。シリーズで相対する福岡ソフトバンクからすると、最少失点にとどめるためにも宮崎選手には仕事をさせたくないところだろう。
超人的とも言われるパワフルなバッティングが真骨頂の柳田選手。熟練したバットコントロールで魅せる宮崎選手。これまで多くの野球ファンを驚かせてきた打撃術で、2026シーズンの締めくくる大一番も盛り上げてくれるはずだ。
文・菊地綾子