【西武】エンスが4回4失点で8敗目「もっと考えて投げきらなければならなかった」

スポーツ報知

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2023.7.23(日) 22:23

西武・エンス

◆パ・リーグ 西武2―4楽天(23日・ベルーナドーム)

 またも中盤の壁に阻まれた。6月14日の巨人戦(東京ドーム)以来となる1軍マウンド。西武・エンスは3回まで1安打無失点とまずまずのスタートを切った。打線も初回、栗山の右前適時打などで2点を先制。「野手が早い回で得点してくれたから、何とか自分も良いピッチングができるように心がけていた」が、4回につまずいた。

 先頭の小郷に二塁内野安打を許すと、浅村に四球を与えた。阿部の右飛で1死一、三塁とすると伊藤に左前へ適時打を打たれ1点を献上。1死一、二塁でフランコを右飛に打ち取ったが、第1打席で空振りの三振に仕留めていた辰己に右越え3ランを被弾。147キロのツーシームが内角やや高めの甘いところに入ってしまった。「辰己選手が直球を得意だということを警戒しながら投げたけど、本塁打を打たれてチームの流れを止めてしまった。もっと考えて投げきらなければならなかった」と悔しげに振り返った。

 約2か月ぶりの本拠地マウンドで白星をつかめず8敗目。昨季、10勝を挙げた左腕が苦しんでいる。今季は最長が6イニングで、2巡目以降に崩れて5回までもたずに降板することが多い。「3回、4回、5回。あの辺で失点することがもちろん多いので、本人がどう乗り越えれるか」と松井監督。「真っすぐが非常に強い投手ですから、開き直りじゃないですけど考えすぎずに、自分のボールを信じて投げることも一つ(のポイント)にはなってくるのでは」と立ち直りを求めた。

 指揮官は今後の起用法について「次もそこは考えます」と明言しなかったが、8月第2週から9月第1週にかけて、4週連続の6連戦が待ち受ける。その時までに、助っ人左腕の立ち直りに期待するしかない。

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