猛牛打線の“影のキーマン”…?鳥谷氏が熱視線を送った2人の左打者

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2023.7.16(日) 07:44

オリックス・宜保翔 (C) Kyodo News

◆ 「追い込まれて粘ったから後々に響いた」

 オリックスは15日、敵地・PayPayドームでのソフトバンク戦に3-2で快勝。前回対戦で8回1失点と抑え込まれていた難敵・有原航平を攻略し、貯金を「15」にまで増やした。

 初回、一死から「2番・二塁」でスタメン出場していた宜保翔が打席に立つと、追い込まれてからも変化球をことごとくファウルにする驚異の粘りを披露。12球目を空振りして三振に倒れたものの、二死走者なしからクリーンナップがチャンスを作って頓宮裕真に先制打が飛び出した。

 さらに2点リードの7回には、先頭で打席に入った野口智哉が粘って粘って11球目を二ゴロ。凡退はしたものの食らいつく姿勢を見せると、9回には甲斐野央から貴重な適時二塁打を放った。


 同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した鳥谷敬氏は、前回やられた有原攻略の要因として“打撃陣の粘り”を挙げる。

 中でも目立ったのが上述した2人の左打者。「宜保選手と野口選手が、追い込まれてから非常に粘りましたね」と若武者を称えながら、「初回だけで32球も投げさせた。7回までで得点は2点でしたが、118球を投げさせましたから。結果アウトにはなっているんですが、追い込まれてからもしっかりと粘ったから後後に響いた」と語り、ボディブローのように有原のスタミナを削った“粘り”を強調した。


 オールスター戦を目前に控え、2位・ロッテに「1.5」差をつけて首位をキープしているオリックス。この日の勝利で対ソフトバンク戦の戦績も6勝6敗1分の5割に戻すことに成功した。

 打線ではリーグトップの打率を誇る頓宮が注目を集めているものの、その影で渋い打撃を見せている若武者たちの働きも忘れてはならない。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



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