◆イースタン・リーグ　日本ハム１―４巨人（１５日・ウインドヒルひがし北海道スタジアム）

　日本ハムのコディ・ポンセ投手（２９）が後半戦での復活へ、最終準備を整えた。釧路で４年ぶりに行われたイースタンリーグの巨人戦に先発。雨の中、３３２９人の観衆を前に６回を投げ、４失点を喫したが「調子自体は良かった。調子が上がっていると感じている」と手応えを口にした。

　今季初登板となった４月４日のロッテ戦で左大腿（だいたい）四頭筋腱（けん）を部分断裂し、戦線離脱。２軍でこの日が４試合目の登板となったが、制限されていた１００球に近付く９３球を投じた。「準備はできた」。そう言い切ったポンセは、ローテ復帰が見込まれる球宴後の戦いへ「チーム状況は良くないが、自分が１軍に上がれば、助けることができる」と上位浮上への一助となりにいく。

　今季から本拠地となったエスコンではまだ登板していない。「あの球場で多くのファンの前で投げるのが楽しみ」。待ち焦がれる時へ、ポンセが着実に階段を上っている。（砂田　秀人）

　矢沢は左手小指と右膝の負傷で６月５日に登録を抹消されたが、この日は初回に右中間へ三塁打を放つなど２安打１四球と全打席出塁。「段階的に良くなっている」と明るい表情で話した。前回出場の１０日楽天戦は４打数１安打も「フライを狙おうという意図でフライアウトが３つとヒット。それが１打席目につながった」と前進を強調。「とりあえずはフレッシュでちょっと注目してもらえるように頑張りたい」と１８日のフレッシュオールスター（富山）で存在感を示していく。

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