◆パ・リーグ　オリックス１１―５西武（９日・京セラドーム）

　負の連鎖がまだ続く。古賀の今季１号ソロで先制した直後の３回。西武は先発の松本航がこらえ切れなかった。１死後、連打を許して一、二塁のピンチを招くと紅林に右越えへ２点三塁打を浴びて逆転される。さらに続く頓宮を四球で歩かせ、セデーニョに左越え３ランを被弾。佐藤龍の失策もからんで７点を失った。松井監督は「打たれるのはもちろんあると思うし、その中で四球がつながっていくケースになってくる。切りたいところで四球は大量点につながっていく」と頓宮に与えた四球を指摘した。

　６点を追う打線は５回に佐藤龍の２点適時打などで３点を返し、６回には栗山の右越え２号ソロで２点差まで追い上げたが、その裏佐藤龍の失策で追加点を献上し、さらにセデーニョ、宗の適時打で４点を失って突き放された。２０１５年以来８年ぶりの８連敗で借金は１８に。苦しい状況にも松井監督は「目の前の試合をどう戦っていくか。これだけのファンの皆さまが応援してくださっているので一つでも多く勝てないといけないし、その勝ちがチームにとって力になってくる。最後の最後まで１試合１試合しっかりやっていきたい」。残り６６試合。諦めることなく戦っていく。

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