【日本ハム】清宮幸太郎、屋根初オープンエスコンで初アーチ「やっぱりホームランは正義」…連敗3で止めた
スポーツ報知
- ニュース
2023.7.3(月) 05:00
◆パ・リーグ 日本ハム6―3オリックス(2日・エスコンフィールド)
新本拠地に初めて現れた青空に、鮮やかな祝砲を描いた。日本ハム・清宮幸太郎内野手(24)は内角135キロをすくい上げた。2点リードの8回1死。「エスコンならいってくれる」と願った放物線は、約6秒の滞空時間を経て右翼席前列に着弾した。可動式屋根が初めて開かれた「ファーストルーフオープンゲーム」で、エスコン初アーチをマークした千両役者は「流れを変えられるし、勢いも与えることができる。やっぱりホームランは正義」と、はじけるような笑顔を見せた。
「世界一」の球場が力をくれた。雲の切れ間から日光が差し込み、気温は約20度。そよ風でバックスクリーン横の旗がわずかに揺らぐ初夏の気候に「こんなにも気持ちいいのかと。みんな心を奮わせて戦った」。3、6回にも中前打を放ち、直近10試合で5度目のマルチ安打。打率は3割1分2厘まで上昇した。
後輩の姿が刺激になった。4月下旬から左腹斜筋損傷で約2か月間離脱。その間に1学年下の万波が両リーグ最速で10号に到達し、現在もパ本塁打王争いを独走している。交流戦をテレビ観戦し「『両リーグホームラン王対決』ってテロップを見ると、かっこいい」と率直な思いを明かし「チームを引っ張っている。自分も早く力になりたい」と心を奮い立たせてきた。
チームの連敗は3でストップ。4回の三塁守備で軽快なランニングスローを見せた清宮に、新庄監督は「セカンドでもいけるんじゃない。でも、胃腸を壊したらエラーし出すから」と冗談交じりに成長を認めた。攻守で新庄ハムの中心に座る背番号21が、新球場で輝きを放ち続ける。(内田 拓希)
◆エスコンのルーフオープン 開閉にかかる時間は約20分で費用は数万円。公式戦中に屋根を開放したのは初だが、天然芝の養育を目的にこれまでも試合前後にたびたび開いていた。開放時に悪天候になった場合は、試合中でも閉めることができるルール。今後の公式戦で実施するかは検討中。
関連ニュース
・【日本ハム】エスコン初アーチの清宮幸太郎 屋根開いた本拠地に「世界一だなと思った。本当に気持ち良かった」
・【日本ハム】“爆肩”再び! 万波中正がレーザービームで三塁走者の本塁突入を抑止 前日も2度の補殺
・【日本ハム】郡司裕也が移籍後初タイムリー! ファン大歓声 2年ぶり打点で打率5割まで上昇
・【日本ハム】浅間大基が逆転の適時二塁打!今季初出場から3戦連続安打
・【日本ハム】郡司裕也が移籍後初長打で加入から3戦連続ヒット 打率4割4分4厘と猛アピール