【ソフトバンク】交流戦逆転V待つ 完封リレー9点圧勝締めで望みつないだ

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2023.6.19(月) 05:15

7回、代打・野村勇の適時打で生還した近藤(左)を迎えるソフトバンクナイン

◆日本生命セ・パ交流戦 阪神0―9ソフトバンク(18日・甲子園)

 ソフトバンクが終盤の猛攻で快勝し、交流戦Vの可能性を残した。試合の大勢を決めたのは、絶好調の近藤健介外野手(29)だ。7回に牧原大が先制二塁打を放ち、なお1死二、三塁。横浜高の後輩左腕・及川の低め148キロ直球をお手本のように流し打った。「1点入っていたんで楽な気持ちで」。左中間を破る2点二塁打で一挙5点のビッグイニングに貢献。得点圏打率リーグ1位の4割1分1厘を誇る勝負強さを見せつけた。

 セ相手に球界屈指の打棒がよみがえった。交流戦前の時点では打率2割3分4厘だったが、同2割8分5厘まで上昇。交流戦は打率4割1分3厘、26安打が12球団トップ(18日現在)、5本塁打と15打点もチーム最多で「いい感じになっていると思う」。腰の違和感を抱えながら、11試合連続安打と最後まで快音を響かせ、長谷川打撃コーチは復調の要因を「体幹と下半身を使えるようになった」と分析した。

 強力打線は8、9回にも得点を重ねて計9点を奪い、投手陣も2年ぶり先発のスチュワートから完封リレー。11勝7敗の4年ぶり交流戦勝ち越しに加え、9―0として、巨人を得失点率差で上回り、逆転優勝に望みをつないだ。藤本監督が「みんなよく頑張ってくれました」とうなずけば、近藤も「このままリーグ再開に向けてやっていければ」。リーグ2位に浮上して、貯金は今季最多の9。23日からの首位オリックスとの直接対決へ勢いをつけた。(小松 真也)

◆勝率が並んだ場合の順位決定方法

【3球団以上が並んだ場合】

〈1〉勝利数

〈2〉交流戦のTQB(得失点差率※1)が大きいチーム

※1(得点/攻撃イニング)―(失点/守備イニング)

〈3〉交流戦のER―TQB(※2)が大きいチーム

※2(相手自責点による得点/攻撃イニング)―(自責点/守備イニング)

〈4〉交流戦のチーム打率

〈5〉22年交流戦の上位チーム

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