【オリックス】宮城大弥、6回無失点で6勝目「優勝を目指して頑張りたい」首位奪回導いた

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2023.6.19(月) 05:00

6勝目を挙げた宮城大弥(カメラ・清水 武)

◆日本生命セ・パ交流戦 ヤクルト0―6オリックス(18日・神宮)

 オリックス・宮城大弥投手(21)も最多勝争いに食い下がった。6回を無失点でチームの首位奪回と今季初の同一カード3連勝へ導き、交流戦4連勝締めにも貢献。2年ぶりの優勝は消滅したが、同僚の山本や山下らに並び、リーグトップの6勝目をつかんだ。

 宮城がかわいらしく自己主張した。「みんな『山』が付く人が持っていくので…。次は『宮』が持っていけるように頑張ります」。一昨年のパ・リーグ新人王を除けば、過去3年間で無冠。勝ち星でエースや規格外右腕に追いつくだけでなく、名誉挽回も果たした。

 ちょうど1週間前は5回KO。京セラDでDeNAに圧倒された。2回までに7点を奪われ、自己ワーストの8失点。「打たれて、悔しい気持ちは分かる」と試合後、声をかけてくれたのは森だった。2人きりの空間。女房役は温かく、そして厳しく言葉を続けた。

 指摘されたのは、マウンドで見せた落胆したような表情。「投げている投手が主役。野手は見てるよ。やるべきことをやろう」と技術面より大切なことを教えられた。この日は初回無死一、二塁と2回2死満塁のピンチも脱出。降板後に、6点の援護が待っていた。

 父の日のスタンドでは、享さんやタレントの妹・弥生が観戦していた。バットでも6回に中前打。打撃自慢の山崎福と実は今年の成績を競っていただけに「(安打が)2本と2本で、1打点ずつ。ちょうど…」と引き分けでヨシとした。貯金も最多の11とし「優勝を目指して頑張りたい」と気持ちを入れ直した背番号13。左のエースに再加速の気配だ。(長田 亨)

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