【西武】エンスが日本初安打を放つも3回途中4失点で降板「2死から連打されたのは反省しなければならない」

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2023.6.14(水) 22:29

3回無死、左越え二塁打を放つエンス(投手・戸郷翔征、捕手・大城卓三)(カメラ・今成 良輔)

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人7―1西武(14日・東京ドーム)

 自らを助けるべく、思い切りバットを振った。1点を追う3回。先頭打者で打席に立った西武の先発エンスは、カウント1―2から戸郷が投じた142キロの直球を強振。打球は左翼手・秋広の頭上を越える二塁打になった。西武投手の安打は17年6月3日のヤクルト戦(神宮)で佐野泰雄(現スコアラー)が右前安打を放って以来6年ぶり。「打撃は全然得意じゃないので、チームの助けになる打撃ができればいいです」と話していたが1死後、岸、外崎の連打で同点のホームを踏んだ。

 来日初安打を放って本業のピッチングで活躍したいところだったが…。夫人の出産立ち会いのために米国へ一時帰国し、この日が5月17日の日本ハム戦(エスコン)以来の登板。6日のイースタン・リーグ巨人戦(G球場)に先発して5回無失点と好投し「納得のいく投球ができたと思う」と初の東京Dでの投球へ胸を躍らせていたが、3回無死から岡本和へ左越えソロを被弾するなど4連打を浴び3点を奪われて降板。「3回は同点に追いついて流れを持ってくることができたが、逆に2死から連打されてしまったのは反省しなければいけない」と悔やんだ。「お父さんになって、もっと頑張らないといけない」と気持ちを高めていたが、生まれた愛娘へ吉報を届けることはできなかった。

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