日本ハム・上沢直之が1000投球回達成 高木豊氏「内面は燃えたぎっていて熱い選手」

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2023.5.25(木) 07:44

日本ハム・上沢直之 (C) Kyodo News

◆ 「一球一球を丁寧に投げる投手」

 日本ハムは24日、本拠地でのソフトバンク戦に1-2で敗戦。先発の上沢直之は力投を見せるも一発に泣き、今季3敗目を喫した。

 1-0とリードして迎えた2回、上沢は先頭の柳町達を四球で歩かせると、続く6番・栗原陵矢にスライダーをうまく捉えられ、これがライトスタンドへの逆転2ラン。その後は踏ん張り、7回2失点と粘りの投球を見せたが、味方の援護なく3敗目を喫した。

 敗戦投手にはなったものの、この試合の6回を投げ終えた時点で、史上364人目となるNPB通算1000投球回を達成。本拠地のファンの前で記念ボードを掲げ、右腕に大歓声が送られた。


 粘投を見せた上沢について、24日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の高木豊氏は「一球一球を丁寧に投げる投手で、見た目からすると少しひ弱な感じがするけれども、内面は燃えたぎっていて熱い選手。2失点で負け投手になるのは、かわいそうな気がしますね」とコメント。

 また、同番組に出演した解説者の真中満氏も「上沢が入団1年目の時、二軍で投げているのを見たことがあり、打たれても打たれても毎回100球以上は投げていて、とにかく長いイニングを投げていた印象がある」とし、「今もスタミナがあって、良いピッチャーになったなと思って見ています」と印象を述べた。

 プロ12年目で迎えた節目の記録。これまで通算65勝を挙げた右腕は、ここから投球回数と白星をどこまで伸ばしていくことができるか。今後の登板に注目だ。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



【動画】「1000投球回」と「2000投球回」の投げ合い/5月24日:日本ハム-ソフトバンクのハイライト


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