オリックス・山下舜平大が無傷の4勝目! 齊藤明雄氏「狙っていてもヒットゾーンに飛ばない」

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2023.5.24(水) 06:59

オリックスの山下舜平大[写真=北野正樹]

◆ 開幕から無傷の4勝目!

 オリックスは先発の山下舜平大が7回無失点の好投で4勝目を挙げた。

 先発の山下は150キロ後半の直球を軸に快投。ブレーキの効いたカーブも効果的に使いながら楽天打線に的を絞らせなかった。7回までにプロ最多の104球を投じ、2安打無失点、5奪三振2四球と安定。開幕から無傷の4勝目を挙げ、防御率は0.98となった。

 23日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した齊藤明雄氏は山下のピッチングについて「上背を利用して投げ下ろすのでストレートがものすごく良い角度で入る。バッターが(ストレートを)狙っていてもヒットゾーンに飛ばないくらい力のあるボールを投げていた」と称賛。

 同じく解説の谷沢健一氏も「カーブがいいですよね。真っすぐは角度があるし、バッターがちょっと構え遅れなどするとすぐ差し込まれたり見逃したりしてしまう。そこにスピードが違う遅いカーブを使っていける。ベンチの信頼感も増しているんじゃないですかね」と語り、先発ローテーションの中心になりつつあると言及した。

 また、齊藤氏は捕手の森友哉のリードについても触れ、「2回にフォアボールを出して(続く)阿部(寿樹)に対して2球ボールが続いた時に(キャッチャーの)森がすぐマウンドに行って山下と話をして、その後は(コースに構えずに)真ん中付近に構えていたんですよ。これは『自分の球も自信を持って投げてこい』と森が良いアドバスをしたのかなと思いました。ピッチャーもそうやって構えてもらうと、あまりコースを狙わなくていいのですごく楽になるんですよ」と、2回の一死一塁で阿部を併殺打に打ち取った場面を引き合いに出して好リードを評価した。

 山下は開幕戦でプロ初登板をしてから6試合に先発登板し、いまだ負けなし。規定投球回数には達していないが、防御率0.98、奪三振率10.31、被打率.176とリーグトップレベルの数字をマークしている。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

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