【オリックス】森友哉 母校・大阪桐蔭の応援に応える適時三塁打 今季初2ケタ10得点で8日ぶり勝利
スポーツ報知
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2023.5.22(月) 05:00
◆パ・リーグ オリックス10―4日本ハム(21日・京セラドーム大阪)
甲子園の高校野球を思わせるような迫力満点の音圧に、オリックス打線が目を覚ました。「高校の時以来の感じ。懐かしさもありながら、めちゃくちゃ後押しされましたね」。森友哉捕手(27)が母校の後輩たちの応援に応えた。3点リードの3回1死二塁で左中間へ。ダイビングキャッチを試みた松本と江越の間を抜ける適時三塁打。連敗を4で止め、8日ぶりの勝利を引き寄せた。
4年ぶりに開催されたイベント「大阪代表 バファローズ高校」の最終日だった。大阪桐蔭高の吹奏楽部が試合前パフォーマンスに加え、試合中もスタンドに陣取り、選手の応援歌を大音量で演奏。19日は智弁学園、20日は履正社の吹奏楽部が登場したが、この日は今年初めてOB選手の森が出場。6回は森の高校時代のオリジナル応援曲「We Will Rock You」も“復刻”された。「ちょっと狙っちゃいました」。空振りで3球三振に終わり「力みましたね」と苦笑いしたが、懐かしい応援に元気をもらった。
中嶋監督もダイナミックな演奏に感謝した。「ブラスバンドってすごい。あれがあったから(点が)取れたのかもしれない」。6試合連続で3得点以下だった打線が13安打で今季初の2ケタ10得点。2ケタ安打も前回勝利した13日ソフトバンク戦以来、7試合ぶり。「(打線の)調子が悪くなったら学校の方、(OBの)森友哉にお願いしようかな」と笑った。
高校野球風の選手紹介で、ウグイス嬢は「くん」付けでコール。「森くん」を中心に青春時代を思い出したナインが、連敗していたうっぷんを晴らした。(長田 亨)
◆オリックス・森の大阪桐蔭時代 1年秋から正捕手。2年時の12年は、1学年上の藤浪晋太郎(現アスレチックス)とのバッテリーで、史上7校目の甲子園春夏連覇を達成。1、3番を打ち、センバツは全5試合で18打数8安打1本塁打、夏は全5試合で20打数8安打2本塁打。3年時は主将を務め、春夏連続で甲子園に出場。ともに3回戦で敗退したが、夏1回戦(対日本文理)で大会27人目の2打席連続本塁打。甲子園に4度出場し、14試合で55打数26安打5本塁打、打率4割7分3厘(1試合故障で欠場)。
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