
オリックス・森友哉捕手(30)が17日、「アベレージ型」での完全復活に自信を見せた。昨季は故障に苦しみ、50試合で打率2割5厘、ともに自己最少の1本塁打、14打点に終わった。プロ13年目は「原点」ともいえる確実性の高い打撃を追求。「練習での感じは、すごくしっくり来ていますね」と、自らの変化を実感する日々だ。
近年は長打を求める気持ちが打ち損じにつながっていたと反省し、25年オフから心掛けてきた「低く鋭い打球」を放つ意識を宮崎キャンプでも継続。「しっかり体を使って振れている。腕だけで振ったりとか、力みがあるとかっていう部分が少なくなった」と、明らかな調整段階でもミスショットが減ったという。
打率3割2分9厘で首位打者に輝いた19年は、自己最多の23本塁打と兼ね備えたパワーも証明。フルスイングが代名詞だが「ヒットの延長がホームランというのが僕の理想。ホームランの延長がヒットにならないように」と改めて強調した。
午前中はブルペンで九里の球を受け、ランチ後はブロッキング練習に取り組んだ。「けがをしないというのが、僕の一番のテーマ。練習も体のケアでも、野球に携わっている時間を多くつくりたい」と例年以上のハードワークは自らのためだ。「過去がどうこうっていうのは、あまりない。今の僕ができる部分は、しっかりとヒットを打つこと。捕手としてやりたいです」。通算4度のベストナインに加え、19年にはパ・リーグMVPに輝いた攻守の要。裸一貫で、WBC日本代表・若月との正捕手争いに挑む。(南部 俊太)