追いつき、追い越すには展開が厳しすぎた。「いつもいつも、打てるわけじゃないんでね」と中嶋監督がフォローするのも無理はなかった。７点を追う７回２死、６番・ゴンザレスからの４連打で３点を奪うも、さすがに反撃は届かず今季初の同一カード３連勝を逃した。

　計算外は投手陣の乱調だった。プロ２度目の先発だった黒木は３回１失点降板。３四球で６５球を費やし「手詰まりになるのはイメージになかった」と投球内容を残念がった。２番手・吉田で流れを止めたかった４回に２点を与え、５回からロング救援を期待したコットンも２回４失点。昨年９月２４日から続いていた敵地・楽天モバイルでの連勝も６でストップした。

　それでもチームは４カード連続で勝ち越し。１２日からは本拠地へ戻り、ソフトバンクと３連戦だ。「守りの方ですね。もう少し、最後の詰めのところでうまく粘れないというか」とプレーの精度向上を求めた中嶋監督。胸に刻みたい一敗とする。（長田　亨）

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