楽天・藤平尚真投手（２４）が２８日、２９日の西武戦（ベルーナＤ）での快投を誓った。ここまで３勝マークしている高橋との投げ合いとなるが、中８日と休養はたっぷり。「万全な状態で投げられるなって感じですね」と気合に満ちた表情で「セ・パ含めて自分の主観ですけど一番いいピッチャーだと思いますし、見て学べるものってたくさんあると思う。しっかり学びながら負けないように」と対抗心を燃やした。

　今季はまだチーム内に完投した投手がいないこともあり、先発としての責任を痛感。「できるだけ球数を少なくしたい。まだ長いイニング先発で投げれてないってずっと言われている。自分の場合は若いですし１００球とは限らずに１１０、１２０球と投げられる機会があるなら投げたい」と１８年９月１７日のロッテ戦（ＺＯＺＯ）以来、自身２度目の完投も視野に入れた。

　２９日からはゴールデンウィークが始まり、大勢の少年少女が球場に来ることが予想される。「スピードも出る方なので、速いボールを投げてたくさん三振を取って子どもたちに『いいピッチャーだな』と思ってもらえるように頑張りたい」。格好悪いところは見せられない。（長井　毅）

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