【ソフトバンク】球団の育成方針まとめた「ホークスメソッド」発表  指導「7か条」約120ページ

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2023.4.14(金) 05:00

ソフトバンク・王貞治球団会長

 ソフトバンクは13日、球団の育成方針をまとめた「ホークスメソッド」を発表した。当面は、球団OBらが野球少年少女を指導する野球教室やホークスジュニアチームで浸透させ、将来的には、球団が関わる全指導者が同メソッドに基づいて指導していく。さらに、王球団会長兼特別チームアドバイザーは「これまでプロ野球選手から子供たちまで様々な指導に携わってきた中で学んだ大切なことは『ホークスメソッド』に含まれています。プロ・アマの垣根を越えて活用されることを願っています」と、全国の野球指導者の道しるべになることを期待した。

 「ホークスメソッド」の理念は「自ら考え、学び、自己実現できる選手を育てること」。主役である選手の意志を尊重し、「一人一人に粘り強く寄り添うこと」が指導者の役割と定義されており、指導「7か条」を約120ページにまとめた。

 球団は12球団に先駆けて11年に3軍制度を本格導入し、“1期生”の10年育成ドラフト組から千賀(現メッツ)、甲斐、牧原大と3人の日本代表を育て上げた。今季からは史上初の4軍制も取り入れ、育成の最先端を走る。この日は福岡・春日市内で、ホークスジュニアアカデミーの有望選手による「アドバンストクラス」を開校した。

1 選手をよく「観」よう

2 「長所」を見つけ、伸ばすことを助けよう

3 「気づき」を与え、自ら考えることを促そう

4 小さな「成功体験」を重ねて、やる気を引き出そう

5 「競争」や「挑戦」を通じて、成長を加速させよう

6 過去の経験や知識にとらわれず、「学び」続けよう

7 周りと連携し、みんなで「育成」しよう

 〇…日米通算156勝の和田が“3度目の正直”を宣言した。先発する14日の楽天戦(楽天モバイル)で、同191勝の田中将と2年ぶりの投げ合い。過去2度は和田の0勝1敗で「日本を代表する投手ですし、なかなか点を取るのは難しい。ついていけるようにして、チームが勝てる投球をしたい」と意気込んだ。千葉のロッテ・佐々木朗VSオリックス・山本と同日に、仙台では“レジェンド対決”がファンを魅了しそうだ。

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