【日本ハム】新球場で初の紅白戦、江越大賀が新庄剛志監督プレゼントのバットで満塁弾

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2023.3.3(金) 11:13

3回に満塁弾を放った日本ハム・江越(球団提供)

 日本ハムの江越大賀外野手(29)が2日、新球場「エスコンフィールド北海道」で初めて行われた紅白戦で満塁弾を放った。前日の打撃練習で右手首に死球を受けたが、痛みをこらえて9番・中堅で先発出場。練習前に新庄剛志監督(51)からプレゼントされたバットで弾丸ライナーの一発を放ち、猛アピールした。

 打った瞬間それとわかる痛烈な一撃だった。4―1で迎えた3回1死満塁。江越は河野の内角低め141キロを低い弾道で左翼席へ突き刺した。エスコン初実戦で見せたド派手なグランドスラム。「すごくびっくりした。今日いただいたバットで打てたのでうれしかった」と喜びを口にした。

 練習前、マネジャー経由で茶色のバットを渡された。送り主は新庄監督だ。グリップエンドが通常より太く、大きいタイカップ型。直接説明はなかったが「短く持てて操作性も上がる」と意図を理解した。フィット感も抜群で「すぐに(普段使用する)ミズノさんに同じのを作ってくださいとお願いした」と言うほどの“相棒”の力を借りて即結果を出した。

 自身の手で、不安も一掃した。前日の打撃練習中にポンセの直球が右手首を直撃。指揮官から心配された江越は「ヒビでも見つかったら2軍に落とされるから行きたくない」と思いを明かしていた。病院には行かず「試合は気合」と患部にサポーターを巻いて強行出場。「今日の結果を見てもらえば大丈夫と思ってもらえる」と根性を見せた。

 エスコンでの初実戦は「すごく楽しかった」。阪神時代は屋外本拠地。守備時に風の影響なども受けていたが新球場は屋根付で「外野としてありがたい。すごく守りやすい」と環境も飛躍を後押しする。移籍1年目が新球場元年。「結果を出すだけ」と気合はみなぎっている。(堀内 啓太)

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