ＷＢＣ日本代表のソフトバンク・近藤健介外野手（２９）はバンテリンＤで自ら右翼の守備練習もスタートさせた。丁寧にクッションボールを確認した。カブス・鈴木誠也外野手が抜け、外野でスタメン起用が見込まれるバットマンは「任されたところで、戸惑いなく自分のプレーをしたい。慣れとかはあるけど、そんなことも言ってられない」と自覚を見せた。

　本来は左翼だが、宮崎合宿中の実戦では中堅も守った。そして、この日から右翼練習にも取り組んだ。清水外野守備・走塁コーチは「もちろん（中堅、右翼）両方やってもらいます」と説明。２戦４打数４安打と好調な打撃力を生かすため幅を広げていくとした。

　鈴木誠とは１９年のプレミア１２、２１年の東京五輪で世界一を勝ち取ったチームメートだった。「本当に一緒にやりたかった。誠也が見て喜んでもらえるような結果になればいいと思う」と、主要世界大会で自身３度目となる頂点を見据えた。

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