【日本ハム】“新庄式“内野5人シフト試す 外野俊足ぞろいで2死二塁を想定

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2023.2.23(木) 06:00

新庄剛志監督

 日本ハムが22日、名護キャンプで“新庄式”の内野5人シフトを試した。2死二塁を想定し、外野の1人を二塁手の定位置、二塁手を二塁ベース後方に配置してノック。三塁に走者を置いたサヨナラの危機などで敷かれることがあるシフトだが、俊足外野陣の完成で、より幅広い状況で用いられることが現実的になった。

 優勝を目指す今季に向け、日本ハムが秘策を準備した。サインプレーの練習後、捕手を中心に内野手5人が扇形の守備位置へ。21日夜に新庄監督が発案し、急きょ実施された。二塁ベース後方で守備に就いた石井は「1点勝負でゴロを抜けさせないための形と説明された」と汗を拭った。

 同シフトは走者を三塁に置き、内野を破られたら確実に失点する場合に用いるのが通例だ。走者が二塁の状況で敷くのは異例だが、林ヘッドコーチは「これだけ足の速い外野手がいるからできるフォーメーション。監督もそういう考えを持たれている」と説明。阪神からトレード加入した江越、腰の手術から復帰した五十幡、ドラフト1位の矢沢ら50メートル5秒台の外野陣が広大な守備範囲をカバーし、走者が二塁の場合でも実践可能と判断した。

 外野手が本職で、途中から二塁に入った今川は「練習せずにシーズンでやるのとは心の準備が変わってくる。『備えあれば憂いなし』ということだと思います」。勝利への執念を、細部まで宿らせる。(内田 拓希)

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