【日本ハム】畔柳亨丞が“開幕戦”へ猛アピール「チャンスをモノにしたい」…9日に韓国サムスンと練習試合
スポーツ報知
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2023.2.9(木) 04:57
日本ハム・畔柳亨丞投手(19)が8日、“開幕戦”での猛アピールを誓った。今季初の対外試合となる9日の韓国・サムスンとの練習試合(名護)で先発予定の右腕は「このチャンスを何としてでもモノにしたい」と気合全開。母校・中京大中京高(愛知)の1学年先輩で、3月のWBCに出場する侍ジャパンの中日・高橋宏斗投手(20)の存在も力に、初の開幕1軍入りを懸けて高卒2年目の若武者が結果を残す。
沖縄のマウンドで強烈なインパクトを残す。2023年の“開幕投手”に抜てきされた畔柳は「チャンスを与えてもらった。緊張もすごくあるけど、この機会を何としてでもモノにしたい」。同じく先発を任された名護キャンプ初日の紅白戦に続く2連続での大役に、腕が鳴る。
最速153キロの直球と投げっぷりの良さが武器の高卒2年目右腕。昨季は9月25日の楽天戦でプロ初登板し1回無失点で初ホールドを記録。10月のフェニックスリーグでは新庄剛志監督(51)が視察に訪れる中で、3回1安打無失点と好投し、2年目で初のキャンプ1軍スタートを決めた。1日の紅白戦は1回1安打無失点とアピール。7日のブルペンでも打席に立った加藤武治投手コーチ(44)とブルペン捕手を「すっげー球だな…」と何度もうならせた。
中京大中京高の先輩で2年目の昨季6勝を挙げ、侍ジャパンにも選出された高橋宏は、プロ入り後も頻繁に連絡を取り合う仲。年始には地元・愛知で食事を共にし「宏斗さんがいるから現状に満足なんかしちゃいけないと思える」と大きな刺激になっている。キャンプ中も自ら質問。高橋宏からはネット記事を添えて応援のメッセージが届く。畔柳は「日本を代表する投手になることが目標。止まることなくレベルアップし続けたい」と思い描く。
まず見据えるのは自身初の開幕1軍入りだ。登板予定は2イニング。巡ってきた絶好の機会に「悔いだけは残したくない。全力を出し切って必ず何かをつかみたい」と背番号46。“幕開け”にふさわしい熱投から、23年シーズンの日本ハムの戦いが始まる。
(堀内 啓太)
〇…正二塁手を狙う石井が場外弾で長打力をアピールした。フリー打撃で右翼へ一撃。両翼100メートルのフェンス、防球ネットを越え、ブルペン横まで運んだ。オフは増量に着手。1日の紅白戦では23年“チーム第1号”を放つなど、打撃で存在感を示しており「自分の良さを消さないように。できるだけ本塁打、長打を狙って競争に勝っていきたい」と意気込んだ。。
〇…ドラフト1位で二刀流の矢沢が、今キャンプ2度目のブルペン入り。真っすぐにカーブ、スライダー、ツーシーム、チェンジアップを織り交ぜ51球を投げた。直球を意識したという左腕は「前回よりいいボールがいく確率が高かった。前回よりいいと思いますし、今日が一番良かったかなと思います」。今後はもう一度ブルペンに入った後、フリー打撃で打者を相手に投げる予定。その後、状態を見ながら初実戦が決まる見込みだ。
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