ソフトバンク・風間球打投手が宮崎キャンプ第２クールの８日、Ｂ組で今春初の打撃投手を務めた。

　打者４人に直球のみ、３８球を投じて安打性はゼロ。制球は不安定だったものの、打者に球種を伝えている中で、１１度も空振りを奪い、バットをへし折り、外野にも飛ばさせなかった。２軍球場に視察に訪れた王貞治球団会長兼特別チームアドバイザーに剛腕をアピールした。

　風間は「空振りも取れて、だいぶ状態もいい、よくなってはいますけどまだまだ、ブルペンだったり投げててコントロールだったり、課題があるので。バランスよく投げるのを意識して投げたんですけど、いいボールもいったので悪いところはしっかりとこれから修正していきたいなと思ってます」と表情を引き締めた。

　風間は２１年ドラフト１位でソフトバンク入団。昨季は右肘を痛めた影響もあり、１、２軍ともに登板がなかった。それでも、オフに豪州のウィンターリーグのメルボルン・エーシーズに派遣され、４試合に先発し、０勝１敗、防御率４・４０だった。プロ２年目の飛躍へ、「まだキャンプも始まったばかりなのでＡ（組）に行くっていう気持ちで、しっかりと自分の持ち味である真っすぐをアピールして、これから頑張っていきたい」と意気込んだ。

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