【ロッテ】沢村拓一を本格調査 Rソックスを昨年9月自由契約 救援陣補強へ3年ぶり復帰か

スポーツ報知

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2023.1.28(土) 02:30

20年、ロッテに移籍してリリーフで活躍した沢村

 ロッテがレッドソックスを自由契約となった沢村拓一投手(34)の獲得に向けて本格調査していることが27日、分かった。昨季はメジャーで49試合に登板し1勝1敗3ホールドで防御率3・73の成績を残したが9月に自由契約。現在はメジャーだけでなく日本球界でのプレーも視野に入れており、復帰となれば3年ぶり。20年にロッテの優勝争いに貢献した右腕を、18年ぶりのリーグ制覇へ重要な戦力として調査を進めていく。

 18年ぶりのリーグVへ、吉井ロッテの大型補強の動向が判明した。ここまで投手ではメルセデス、カスティーヨ、ペルドモ、野手ではポランコらを補強し、積極的な動きを見せてきたが、新たなターゲットとして、沢村獲得へ調査を進めているもようだ。

 20年オフにロッテから海外FA権を行使してRソックスと2年契約を結んだ沢村は、昨季リリーフとして49試合に登板し1勝1敗3ホールド、防御率3・73。最速158キロの直球とスプリット、スライダーの変化球を武器に7月下旬まで防御率2点台をキープしていたが、最後の15登板は防御率6・46と安定感を欠き、8月28日にメジャー40人枠から外され事実上の戦力外通告(DFA)を受けた。

 その後はウェーバーにかけられたが獲得に手を挙げる球団はなく、同月31日にはRソックス傘下3Aのウースターに所属。9月11日には退団が発表され、15日には自身のインスタグラムで他球団からのオファーはあったものの、マイナーも含め登板しないと明言していた。現在は新天地を模索しながらトレーニングに励んでいる。

 ロッテには20年9月に香月との電撃トレードで巨人から移籍。合流初日から登板し3者連続三振の圧巻の投球でファンの心をつかんだ。その後は即勝ちパターンとして22試合に登板し1セーブ13ホールド、防御率は1・71の好成績をマークしチームの優勝争いに貢献した。短期間ではあったが、鮮烈な印象を残した。

 パ・リーグとの相性も良く、球団は“古巣”で再び活躍が期待できると見て、慎重に情報を集めている。チームは東條や小野、佐々木千ら経験のあるリリーフ陣はいるものの、昨季勝ちパターンを担ったオスナがソフトバンクに移籍し、ゲレーロは米球界に復帰。2人の穴は大きく、救援の層を厚くすることが最優先だった。日本球界でのプレーとなれば3年ぶり。球団は、日米通算54勝、75セーブを誇る剛腕の獲得に全力を注いでいく。

 ◆沢村 拓一(さわむら・ひろかず)1988年4月3日、栃木市生まれ。34歳。佐野日大高から中大に進み、2010年ドラフト1位で巨人入団。11年に11勝11敗、防御率2.03で新人王。13年WBC日本代表。16年37セーブで最多セーブ。20年9月に香月とのトレードでロッテに移籍。同年オフに海外FA権を行使してレッドソックスと2年契約。メジャー在籍2年で104試合に登板した。183センチ、96キロ。右投右打。

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