【西武】オリックスから張奕投手を獲得 国内FA権を行使して移籍した森友哉捕手の人的補償

スポーツ報知

  • ニュース

2022.12.15(木) 10:45

張奕

 西武は15日、国内FA権を行使してオリックスへ移籍した森友哉捕手の人的補償として、張奕(ちょう・やく)投手を獲得したことを発表した。

 西武は最優秀中継ぎ投手を受賞した平良が来季から先発に転向することが決まった上に、セットアッパーとして計算していた1年目の外国人右腕・スミスが退団。手薄になっていた中継ぎ陣の強化が補強ポイントの一つになっていた。そこで、オリックスから提出されたリストをチェックし、張に白羽の矢を立てた。

 張は外野手として17年の育成ドラフト1位でオリックスに入団したが、遠投120メートル超の強肩など身体能力の高さを買われて18年途中から投手に転向。19年途中に支配下登録され、1軍初登板を果たした異色の経歴を持つ。150キロ超の速球と落差の大きいフォークボールを武器にしており、今季は15試合すべてに中継ぎで登板し、0勝0敗、防御率2・38を記録した。

 張が加入すれば、最優秀中継ぎ賞を獲得した水上、今季から中継ぎに定着した本田らとともに、平良が抜けたブルペンの穴を埋めることが可能になる。

 ◆張奕(ちょう・やく)1994年2月26日、台湾生まれ。28歳。高校は福岡第一へ野球留学し、日本経済大へ進学。外野手として2016年の育成ドラフト1位でオリックスに入団。18年シーズン途中に投手へ転向しすると19年に支配下登録され、5月16日のロッテ戦(ZOZO)でプロ初登板を果たした。同年のWBSCプレミア12に台湾代表として出場。巨人などでプレーした陽岱鋼はいとこにあたる。プロ通算は44試合登板で4勝9敗3ホールド、防御率5・15。182センチ、86キロ。右投右打。今季年俸は900万円。

関連ニュース

【西武】森友哉の人的補償にオリックス・張奕…育成出身投手転向で支配下、異色の中継ぎ投手
秋山翔吾と松島茂アナの「物語」評価 文化放送・黒川麻希氏がベストコラム賞を受賞…文春野球コラムPS
【西武】今季限りで引退した佐野泰雄投手と戸川大輔外野手のメモリアルグッズを販売
【西武】ドラ1蛭間拓哉、栗山巧から背番1受け継ぐ「ライオンズで1番をつけるのは最終的な目標」
【西武】ミスターライオンズの栗山巧「学んだことが多かった」名球会オールスターに出場

記事提供:

スポーツ報知