【日本ハム】近藤健介がソフトバンク移籍を伝えた際の新庄剛志監督による忠告明かす「そこだけは気をつけて…」
スポーツ報知
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2022.12.13(火) 20:00
日本ハムから海外FA権を行使してソフトバンク入団を決めた近藤健介外野手が13日、千葉・鎌ケ谷市の日本ハム球団施設を訪問した。
時折、強い雨が降る中、午前7時半から室内練習場で軽めに練習し、関係者にはあいさつにまわった。施設を離れる際の顔には、11月8日のFA宣言から結論を出すまで1か月以上を要した苦悩の色がにじんでいた。
「悩みましたね。1人じゃないので。家族のこともありますし。何が一番いい形なのかとかそういうのは一番悩みました。もちろん、ファイターズで11年間やって恩もありますし。家族に幸せになってもらわないと野球をやっていても意味がない」
楽天を除くパ・リーグ5球団からオファーがあった。「優勝」と「契約年数」などを軸に熟慮して、最終局面でソフトバンクとオリックスが残った。「中嶋監督と野球をやりたい。(日本ハム)入団当初からお世話になっているので」という思いも強かったが、家族やFA経験者らへの相談を経て、ソフトバンク入団を決意した。
11月下旬には稲葉GMも同席のもとで会談するなど、残留を熱望していた新庄監督にも報告した。「『短い間だったけれどありがとう』と。『こちらこそ本当にありがとうございました』と伝えました。よく猫背になるバッティングのことを注意されていたので『そこだけは気を付けて…』と言っていただきました」とライバル球団への移籍にも関わらず、ビッグボスから“打撃指導”されていたことも明かした。
すでに選手会長の後継に松本剛を指名するなど筋も通した。7年総額50億円以上の大型契約でのソフトバンク移籍は重圧もかかるが「もう一度、しっかりと自分を見つめ直して勝負していくというのも大事だと思う。いろいろ悩んだので、パーッとはなっていないですけど。すっきりした気持ち、正解だったなと思えるように、これから野球をやっていかないといけない。そこは自分の力でいい方向に、よかったと思えるようにしていきたい。選んだ道が正解だと思いますけど、よかったなと思えるようにしたいです」と真っすぐに前を見据えた。
◆近藤 健介(こんどう・けんすけ)1993年8月9日、千葉市生まれ。29歳。横浜高1年夏からベンチ入り。3年春夏に甲子園出場。11年ドラフト4位で捕手で日本ハム入団。19年から外野手登録。19、20年に最高出塁率。ベストナイン3度。21年東京五輪代表。今季は99試合で打率3割2厘、8本塁打、41打点。171センチ、86キロ。右投左打。今季年俸2億5500万円。既婚。
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