【日本ハム】新球場ファウルゾーン狭すぎ問題で謝罪 独自の解釈が生じた背景も説明

スポーツ報知

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2022.11.14(月) 20:13

完成間近の日本ハムの新球場「エスコンフィールド北海道」

 日本ハムは14日、新球場「エスコンフィールド北海道」のファウルゾーンのサイズが規定に満たしていない問題について謝罪した。公認野球規則では本塁からバックネット側のフェンスまで60フィート(約18メートル)以上が必要とされているが、15メートルほどしかないことから、7日に行われた日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団による実行委員会で指摘されていた。

 この日行われた12球団代表者会議で謝罪とともに現時点で検討している対応案を説明。来季は現在のまま試合を開催することで意見が一致し、23、24年のオフに改修工事を行うのが現時点での案だという。「本件が発生した原因として、FSE(株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント)および当球団において公認野球規則の解釈、認識が不十分であったことが挙げられ、もっと早期に本件について自ら気付き、関係各所に相談すべきであったと受け止めております。このような事態を招きましたことを、プロ野球界に関わる方々、エスコンフィールドHOKKAIDOの開業を楽しみにして下さっているファンの皆様へ、心からお詫び申し上げます」とした。

 また、「独自の解釈が生じた背景」として「今回、エスコンフィールドHOKKAIDOの設計を担当した米国設計会社HKS社[本社:アメリカ・テキサス州]より、米国の公認野球規則(OFFICIAL BASEBALL RULES)」に準じたMLBにおいては問題がない旨の説明を受けました。OFFICIAL BASEBALL RULESの原文を確認し、本塁からバックストップまでの距離として記載のある60フィートは推奨(recommend)と解釈しました」と説明した。

 川村球団社長兼オーナー代行のコメントは以下の通り。

 「このたびのエスコンフィールドHOKKAIDOの規格の問題につきましては、ファンの皆様や関係者の方々にご心配をおかけしたことを、心よりお詫び申し上げます。エスコンフィールドHOKKAIDOは、『ファンの喜び』や『新しい観戦スタイル』をコンセプトに、MLBの球場設計について実績のある米国の設計会社にFSEから設計を発注するなど、MLBの事例を参考にした臨場感のある球場作りを進めてまいりましたが、日米の規則の差に関する確認や相談が不十分となるなど、そのプロセスに問題がありました。そのため、本日の12球団代表者会議にて、謝罪とともに、公認野球規則の基準に合致するための2023年シーズンオフ以降の改修計画案をFSEと協力して進めることなどを説明し、当球団がエスコンフィールドHOKKAIDOで2023年シーズンを開幕することおよびその後の使用を認めていただきました。当球団は、2023年の開幕に向けてしっかり準備を進めていくとともに、野球界の発展、ファンサービスの進化のために今後も尽力していきます」

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