【日本ハム】宮西尚生が2億円ダウンで契約更改 「残された野球人生はごくわずか。監督を胴上げしたい」

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2022.11.12(土) 10:13

契約更改交渉に臨んだ日本ハム・宮西

 日本ハムの宮西尚生投手(37)が11日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、減額制限を超える80%ダウン、2億円減の5000万円+出来高(金額は推定)で更改した。14年オフの武田久の1億6000万円減(2億4000万円から8000万円)を上回る球団史上最大の減額。来季は単年契約で「残された野球人生はごくわずか。(新球場で)監督を胴上げしたい」と決意した。

 悔しさをかみ殺しながら、宮西が口を開いた。「大幅ダウンです」。減額制限(1億円超えは40%)を超える2億円減で来季の契約を更改。2年契約の2年目を終え「振り返るほど登板も、活躍もしていない。自分が経営者の立場なら『こんなやつにこんなに払えねえよ』って思います」と言葉を紡いだ。

 15年目の今季は自己最少24試合の登板で0勝3敗、7ホールド、1セーブ、防御率5・66。5月21日・西武戦(札幌D)では史上8人目の通算800試合登板を達成したが、1年目から続けてきた連続50試合登板は「14年」で途切れた。「3年前から投げるたびに肘に水がたまって。監督が求める登板の仕方に肘がついていけなかったのがすごく悔しかった」。引退も頭をよぎった9月、プロ入り後3度目となる左肘の手術も決断。「ファンには申し訳ない。球団には本当に感謝しています」と頭を下げた。

 左肘は「もう90%ぐらい」と順調に回復し、残り20に迫った通算400ホールド、来季の新球場開業がモチベーションになっている。チーム最年長は「(減額は)年内まで引きずって、除夜の鐘と共にスパッと切り替えますよ」と爽やかに笑って16年目の来季を見据えた。「優勝して監督を胴上げしたい。ラストチャンスの気持ちで悔いのない一年にしたい」。野球人生を懸けた鉄腕の言葉は、最後まで力強かった。(堀内 啓太)

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