【日本ハム】吉田輝星が秋季キャンプ初ブルペン入り、プロ5年目へ「まずはストレート」

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2022.11.10(木) 11:08

ブルペンで投げ込む日本ハムの吉田

 日本ハムの吉田輝星投手(21)が直球に磨きをかけ、今季以上の結果を狙う。9日、沖縄・国頭村の秋季キャンプでブルペン入りし、67球を投じた。4年目の今季は自己最多の51試合に登板と、リリーフとしての適性を示した。来季は先発復帰を希望しながらも、配置に問わず勝利に貢献するため、持ち味のストレートをより進化させていく。

 来季の更なる飛躍へ、吉田が着々と準備を進めている。キャンプ3日目、初のブルペンで67球を投じた。「バランスが崩れないかっていうのを確認して。ちょっと球数は多くなってしまったが、体の使い方をしっかり確認できた」。そう納得の表情を見せた。

 今季、自己最多の51試合に登板した。先発起用もあったが、リリーフとして過ごした初の1年を終え「今年初めて1軍にずっと帯同してシーズンをやってきた。体の状態、筋力とか、走る持久力とかを元に戻した状態でオフのトレーニングを始めたい」とリフレッシュした状態に持っていけるよう、日々を過ごしている。

 プロ5年目へ「まずはストレート」と吉田はテーマを明確にする。「1軍でやって、ファウルは取れるけど空振りが取れないので。甘くなっても空振りとか、今まで打たれていたのをファウルにしていかないと。新球場は狭いし対策とか取られてしまう。しっかり進化したストレートを投げないと」と誓いを立てた。

 思いの先にあるのは、自身がいかにチームに貢献できるかだ。「先発をやりたい気持ちは今シーズン、常に持っていた。ストレート、フォークを軸に練習して、いざリリーフになったらその2球種でしっかりやればいい」。建山義紀投手コーチ(46)からは「真っすぐのフォームとか投げ方が固まってくると変化球も勝手に良くなる」と助言も受けた。「最初は真っすぐを重点的に取り組んで、どっちもできるように隙のない練習をしていきたい」。そう意を強くした。(砂田 秀人)

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