【西武】キャンプイン異例2月6日、WBCでパ・リーグ開幕5日遅れ考慮

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2022.10.29(土) 06:30

西武・松井稼頭央監督

 西武は28日、来年の春季キャンプを2月6日に開始すると発表した。

 “球界の元日”ともいえる2月1日にキャンプインするのが慣例だが、来年は3月8日から21日までWBCが開催されるためにパ・リーグの開幕も今年より5日遅れの同30日になる予定。そこで、キャンプインも5日遅れの2月6日にすることとした。異例ともいえる同6日キャンプインの理由を球団は「選手のコンディション調整などを最優先に考えてのもの」と説明した。

 松井新監督は18日の就任会見で「新しいことをどんどん取り入れていきたい。選手の体調が一番なので練習も大事ですし、試合にあたってどういう形でやっていくのがベストなのか考えてやっていきます」と話していたが、考えが反映された形だ。2月1日から4日は自主トレ期間とし、同5日にキャンプ地へ移動する。実施場所はA班(1軍)が宮崎・日南市南郷町、B班(2軍)は高知市春野町と例年通り。期間、休養日など詳細は今後詰めていく。

 来春キャンプの土台づくりとなる秋季キャンプは11月2日にスタート。昨年は約70人がほぼ一緒に練習したが、今年はA班(1軍)、B班(2軍)に分ける考えだ。指揮官は「今年はしっかりと分けて、メリハリを付けてやっていく。2軍の方も1年間しっかり教えてきていることもあるので継続することももちろん大事ですが、競争意識も大事」と説明。選手の入れ替えもしながら競争意識をあおって、2・6につなげていく。

 ◆プロ野球のキャンプイン 諸説あるが、春季キャンプは1946年、巨人が愛媛・松山市でシーズンに向けて練習したのが最初といわれる。80年代までは1月にキャンプインすることもあったが、現在は野球協約第173条(ポストシーズン)に「球団又は選手は、毎年12月1日から翌年1月31日までの期間においては、いかなる野球試合又は合同練習あるいは野球指導も行うことはできない」と定められていることから、2月1日キャンプインが慣習となっている。西武では53年に2月5日にキャンプインした例があるが、2月6日は球団史上最も遅いキャンプインとなる。

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