【日本ハム】杉谷拳士が電撃引退、すでに球団に申し入れ了承…11月5日の侍ジャパン戦が最後の雄姿に
スポーツ報知
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2022.10.28(金) 01:50
日本ハムの杉谷拳士内野手(31)が今季限りで電撃引退することが27日、分かった。14年目の今季は51試合に出場し打率1割6分5厘、3打点、本塁打なしに終わった。シーズン終了後、今後について熟考。新球場でプレーしたいという願望もあったが、自ら区切りをつけることを決断。すでに球団に申し入れ了承された。
杉谷は帝京高から入団テストを経て08年ドラフト6位で入団。2年目にはイースタン最多を更新する133安打を放った。15年には規定打席には達しなかったものの、打率2割9分5厘。19年5月23日の楽天戦(札幌D)では左右両打席でアーチをかけ、球団OBのセギノールにちなみ「スギノール」と自称し、ファンを喜ばせた。長年にわたりムードメーカーとして持ち前の明るさを発揮。外野の全ポジションに一、二塁を守れる両打ちのユーティリティー選手として重宝がられた。
ベルーナDの西武戦では試合前の打撃練習でウグイス嬢からいじられることが恒例となり、オフのバラエティー番組でも野球選手の枠を超え、笑いを提供。全国区で存在感を見せた。一方、練習に真摯(しんし)に取り組む姿勢は後輩から慕われ、ダルビッシュ(パドレス)や中田(巨人)ら先輩にもかわいがられた。
今後は未定だが、野球へ恩返しするため、留学を含めさまざまな勉強の時間に充てることを考えている。11月5日の侍ジャパン戦(東京D)に出場する見通しで、恩師である侍ジャパン・栗山監督とファンの前に最後の雄姿を見せることになりそうだ。球界を超えファンに愛された杉谷が静かにユニホームを脱ぐ。
◆杉谷 拳士(すぎや・けんし)1991年2月4日、東京都生まれ、31歳。帝京高では1年から正遊撃手。3年では主将を務め計3度甲子園出場。入団テストを経て2008年ドラフト6位で日本ハム入団。10年にはイースタンでシーズン安打記録を更新。11年に初出場するとユーティリティー選手として1軍に定着。173センチ、78キロ。右投両打。推定年俸2800万円。
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