オリックス・宮城大弥投手（２１）が２４日、ヤクルト・村上封じを誓った。１敗１分けで神宮から本拠地・京セラＤに移動し、第３戦に先発。「全打者、気をつけないといけないが、村上さんが打てば雰囲気がガラッと変わる」と特に主砲を警戒した。

　リベンジマッチだ。相手先発は昨年のシリーズ第２戦（京セラＤ）で投げ合った高橋。宮城は６回１死まで完全投球を見せながら、８回に青木に先制打を浴び、８回途中１失点で敗戦投手となった。ヤクルトとの対戦はそれ以来。昨年は村上を３打数１安打に抑え込んだが「本塁打だけは打たれないようにしたい」と気を引き締めた。

　今季２年連続２ケタとなる１１勝をマーク、ＣＳ最終Ｓ第２戦でも５回２失点で勝利を挙げた。「めちゃ、緊張してます」と本音を漏らしつつ「京セラの一発目で勝てば雰囲気もこっちに来そう。最高な雰囲気を持ってこられるような投球ができたら」と意気込んだ左腕。ここまで救援陣に負担がかかっているだけに「精いっぱいやるだけ。先発として長いイニングを投げられたら一番いい」と期待される役割を自覚した。（玉寄　穂波）

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