
◆オープン戦 ロッテ1―4オリックス(10日・ZOZOマリンスタジアム)
オリックス・東松快征投手(20)は真っ向勝負を選んだ。3点リードの8回に登板し、1回を完全投球。まず先頭の立松にオール直球だ。3球で空振り三振。2死からは山口も空振り三振に仕留めた。フルカウントからの直球が決め球。最速も152キロを計測し「いい状態で来ている」と充実感を漂わせた。
2月28日に行われたWBC日本代表の壮行試合・中日戦(バンテリンD)では、侍ジャパンのサポートメンバーとして2回無失点。ベンチでは日米通算121勝の菊池雄星(エンゼルス)と会話する機会に恵まれた。「打者に向かっていく姿勢が大事。相手はそれが一番、嫌だからね」と同じ左腕の大先輩から大切なことを教わり、メンタルに変化。「名前のある選手でも、自分の球を投げれば抑えられる」と心に刻み、この日のマウンドで体現した。
先発でもリリーフでも楽しみな存在。「堂々としているように見えた。長いの(回)を投げる能力がある分、迷いますね」と、岸田監督にうれしい悩みを持ち帰らせた。高卒3年目。アピールを重ね、大出世につなげる。(南部 俊太)