【オリックス】山本由伸が左脇腹違和感で5回持たずに4失点KO 黒星スタートで日本一率0%

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2022.10.22(土) 22:23

5回無死、負傷で交代した山本由伸(中央9(カメラ・今成 良輔)

◆「SMBC日本シリーズ2022」第1戦 ヤクルト5―3オリックス(22日・神宮)

 オリックスはエースの山本由伸投手がアクシデントも重なり、5回途中4失点で降板し、黒星スタートとなった。前身の阪急時代から過去4度の日本一の初戦は3勝1分。いきなりV確率0%の危機に立たされた。

 初回から捕まった。先頭・塩見に初球の155キロを左前にはじき返されると、2死から村上を四球で歩かせ、一、二塁。ここでオスナにカーブをたたかれ、左翼線への2点二塁打となった。三塁ベース付近を通る際どい打球に一度は土山三塁塁審が両手を広げかけたが、慌ててフェアのジェスチャー。中嶋監督も確認にいったが、判定は覆らなかった。

 打線は2回に紅林の右前適時打と福田の押し出し四球で同点に追いついた。だが、山本が3回に塩見にソロアーチを左中間に運ばれると、4回にも先頭・オスナにソロを被弾。さらに5回、先頭の代打・キブレハンに3球を投げたところで左脇腹をつったような感覚を訴え、降板。昨季から3度目の登板で初勝利をつかめず、初黒星を喫した。

 打線も3回以降はヤクルトの投手陣を打ち崩せず。5回には中川圭が右翼・サンタナが打球をそらす幸運な三塁打で出塁したが、2死満塁から西野が遊飛に倒れた。8回に先頭・西野が左前安打で出塁すると、若月が犠打。2死から代打のT―岡田が中前適時打を放ち、1点差に詰め寄ったが、あと一歩届かなかった。

 ◆オリックス(阪急)の初戦 過去4度の日本一の初戦は

1975△

1976〇

1977〇

1996〇

過去に黒星スタートの日本一はなく、前例のないケースで頂点に挑むことになった。

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