【西武】辻発彦監督の退任を発表…在任6年間でAクラス5度「本当に幸せでした。やっぱり野球は楽しい」

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2022.10.9(日) 17:57

CS敗退が決まりファンへあいさつした辻発彦監督

◆2022パーソル クライマックスシリーズ パ 第1S第2戦 ソフトバンク8ー2西武(9日・福岡ペイペイドーム)

 西武・辻発彦監督が9日のCS第1ステージ・ソフトバンク戦(ペイペイドーム)の試合後、今季限りで退任することを球団が発表した。

 2連敗したことでCS最終ステージ進出への道が断たれた辻監督は「ちょっと寂しい気はします。この年までユニホームを着させてもらって本当に幸せでした。やっぱり野球は楽しい」とコメントした。

 42年ぶりの最下位に沈んだ昨季、辻監督は退任する意思を固めていたが、球団の慰留もあって1年契約を結んだ。3年ぶりの優勝を目指した今季はチーム防御率リーグトップの2・76を誇る投手力を前面に押し出し、首位と最大で8・5あったゲーム差を縮めて7月18日に首位に立つなど優勝を争った。9月に7連敗を喫するなど失速して優勝は逃したが、3位に入ってCSへ進出。意地は見せたとはいえ、悲願の日本一への道を断たれたことで退任の意を固めたようだ。

 17年から指揮を執る辻監督は現在の主力選手となっている山川、外崎、源田を起用して育て上げ、就任1年目でチームを3年連続Bクラスから2位へ引き上げると18年、19年は強力打線を前面に押し出して2年連続リーグ優勝。浅村、秋山といった中軸打者が移籍しても臨機応変な選手起用でやりくりし、在任6年間で2位―1位―1位―3位―6位―3位とAクラスに5度、3度のCS進出と安定した成績を残した。

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