5回に1号ソロを放ち笑顔で生還する西武・平沼 (C)Kyodo News

● 楽天 0 － 1 西武 ○
＜25回戦・楽天生命パーク＞

　西武は4連勝で貯金4。3位を争う4位・楽天との今季最終戦を制し、CS進出へ大きく前進した。

　打線は通算150勝がかかる楽天先発・岸の前に4回まで無得点。それでも5回、9番・平沼が大仕事。一死無走者の場面で3球目のチェンジアップを捉えると、打球は右翼席に着弾する先制ソロとなった。平沼はこれが西武移籍後2年目で初アーチ。まさに値千金の一撃となった。

　先発の今井は初回、一死から2番・小深田に四球を与えるも、女房役・森の盗塁阻止もあり無失点スタート。2回以降も走者は背負うものの要所を締め、8回123球、4安打無失点、8奪三振4四死球の力投でリリーフにあとを託した。

　1点リードの9回は平良がパーフェクトで締め9セーブ目（1勝3敗）。投手陣が虎の子の1点を守り抜き、これでCS進出へのマジックを「1」とした。